新生児訪問指導 ~困ったことは何でも聞こう
産後、休む間もなく育児をしているお母さんお父さんは毎日大変な思いをされているかと思います
我が家も毎日、小さな天使に一喜一憂にてんやわんやして一日が終わります
そして親であれば子どもの育児や成長について多少の不安はあるのではないでしょうか
- 自分の子育ては間違ってないかな
- 母乳(ミルク)は足りてるだろうか
- 湿疹やおむつかぶれが出てきてるけどどう対処すればいいかわからない
- 育児に困っても相談できる相手がいない
- 赤ちゃんが寝てくれない
- 赤ちゃんがいつまでも泣き止まない
など、人それぞれ育児の悩みは尽きません
そんな方は、「新生児訪問指導」というのはご存知でしょうか
ウチの妻のケースしかわからないけど
— umbrella@子育て応援アカ (@umbrell73680637) 2021年1月18日
産後すぐの女性って心も身体もグラグラな状態(骨盤グラグラとかそれだけでやばいでしょ…)
普段は、気にも留めてなかった何気ない一言で傷ついてるし、子育ての不安は尽きないんだと思う
だから利用できるものは利用したい
新生児訪問指導もその一つ
新生児訪問指導とは、赤ちゃんのいるお宅に保健師や助産師が訪問し、新生児の健康状態や育児の悩みについて聞いてくれてアドバイスをしてくれる各自治体の事業です
この記事では、
- 新生児訪問指導について
- 申請の方法
- 実際にどんな準備をしておけばいいか
について解説し、有効な活用法について解説します
一人で頑張りすぎて、いっぱいいっぱいになってるお母さんの助けになるような内容ですので、ぜひ参考にして活用してください
新生児訪問について
「新生児訪問指導」は、自宅に保健師や助産師が訪問し、赤ちゃんの病気予防や育児に関する施設の利用方法などについて指導することを目的とした行政サービスの一つです
その他にも赤ちゃんの健康状態を診てくれたり、子育ての疑問や悩みについて相談にものってもらうこともできます
対象は生後28日以内の新生児(里帰りの場合は60日以内)です
申請方法
各自治体によって多少異なりますが、基本的には母子健康手帳か別冊に綴られているハガキ「出生通知書(新生児訪問)」に必要事項を記入し、郵送または役所に持っていくだけで、申請できます
新生児訪問の内容と目的
実際に新生児訪問で行う目的や内容については
- 赤ちゃんが順調に育っているか(体重測定をしてくれる場合も)
- 赤ちゃんに適した環境か(室温、湿度、赤ちゃんの事故につながる危険なものが室内にないか)
- 赤ちゃんの健康状態(疾病の有無、湿疹の状態など)
- 自治体で行われているサービスについて
- 最寄りの小児科について
- 自治体で利用できる施設の紹介
- 育児についての悩み、不安はないか(質疑応答)
といったものが主な内容となります
新生児訪問の疑問点
費用はかかるの?
費用はかかりません
新生児訪問指導にかかる費用については、税金で賄われているため無料です
いつ頃くるかわかるの?
「出生通知書」を提出後、市役所か保健センターから「○月◯日に伺います」といった内容の電話があります
その日で都合が良ければいいですが、都合が悪ければ別の日を指定すれば大丈夫です
新生児訪問は強制なの?
強制ではありません
法律上、新生児訪問の対象は全新生児ではないため、断ることも可能です
しかし、新生児訪問指導の目的は、赤ちゃんと親のサポートなので、
産後&育児疲れでクタクタなのに外部の人に来てほしくない
と思われるかもしれないですが、そういう人にこそこういうサービスを活用して家族には言えない育児の悩みや不安を話すのも良いかと思います
夫はいたほうがいいの?
夫はいなくても問題はないが、勉強のために同席するのもいいかも
新生児訪問指導は、基本的の赤ちゃんと赤ちゃんのお母さんが一緒に受けることが一般的なようですが、もちろんお父さんも同席しても構いません
子育てに関して指導を受けるまたとないチャンスではあるので、
何かしたいけど、何をしたらいいかわからない
というダンナさんは同席すると良いきっかけ作りになるかもしれません
里帰りしている場合はどうしたらいいの?
里帰り先か自宅、どちらでも新生児訪問指導を受けることができます
里帰り出産で長期間帰省先にいる場合には、住所地ではなく帰省先で新生児訪問指導を受けることはできます
その場合には、住所地の自治体と帰省先の自治体に連絡をして、帰省先で新生児訪問指導を受ける旨を話すことで、帰省先でも新生児訪問指導を受けられます
本当は自治体同士で連絡を取ってもらえれば、どちらの自治体にも本人が電話連絡しなくてはいけないという手間が省けるのですが…
この辺はお役所の不便なところですね
準備しておいたほうがいいものは?
特にありません
外部の人が来るんだから、お茶くらい準備しないと、と思われるお母さんもいるかもしれないですが、
保健師も育児でお母さんがクタクタなのは把握済み
そして、このコロナ禍の中ではお茶を用意するのもお互い気を遣ってしまうので、特に事前に準備するものはありません
しいて準備するものといえば、事前に保健師に聞いておきたいことをまとめておくことは大切です
新生児訪問は、自治体によっては玄関先で終わってしまう場合もあります
なので、事前に聞いておきたいことをまとめてメモしておけば、忘れずに保健師に聞くことができます
例えば
- 母乳やミルクは足りてるのか
- 湿疹が出た時の対処の仕方
- 子育てに悩んだときに使えるサービス
- 赤ちゃんの日光浴や散歩について
などなど実際に子どもを育てて出てきた疑問は恥ずかしがらずにきいてみるといいでしょう
まとめ - 気になることは何でも聞こう
コロナ禍ということもあり、人との交流もなく孤独な子育てをしているお母さんもたくさんいらっしゃると思います
そういった人はぜひ新生児訪問指導の機会を使って、保健師に日頃の悩みや不安をぶつけてみるのがいいと思います
外部の人だからと無理に元気にふるまうことはありません
恥ずかしがらずに何でも話してみましょう