赤ちゃんがいるおウチの防災対策ーいつかは起こる災害に対して今すべきこと
いつかは準備しなきゃと思いつつ、なかなか準備しないものの一つが災害への備えだと思います
この記事では、私と同じように小さい子どもがいる家庭に向けて
- 災害に対してどのような備えが必要か
- 避難バッグには何を準備すべきか
- おうちに備蓄しておくべきものは何か
について解説をします
防災グッズを準備する前に
防災のためのグッズを準備する前にまずやっておきたいことについて解説します
ハザードマップを入手する
- 地震が起きた際の揺れやすさ
- 津波の有無
- 大雨で河川が決壊した際の浸水地域
- 最寄りの避難場所
など地域によって起こりやすい災害は異なります
自分が住んでいる地域でどんな災害が起こりやすいか、については各自治体で配布しているハザードマップである程度分かります
各市区町村のHPからもダウンロードできますので、可能であれば印刷して自宅の見えやすいところに貼っておきましょう
さらにこちらのサイトでは住所を入力すると、その地域の揺れやすさの目安がわかるので、参考にしてください
母子健康手帳のデータをクラウドに
妊娠から育児中まで常に携帯しておくべき母子手帳
災害による避難するときも携帯できればいいのですが、そんな余裕がない場合もあります
そんなときのために母子手帳をクラウド化しておけば、常に携帯することができます
その方法が『母子健康手帳アプリ』を使うこと
母子健康手帳に記載されている内容を同アプリに記録しておけば、クラウド上にデジタル&グラフ化された状態で保存され、いつでもどこでも内容を確認できます
母子健康手帳アプリ
「母子健康手帳アプリ」は、マタニティマークの普及などを行っているNPO法人ひまわりの会が主催し、日本産婦人科医会・日本小児科医会などが後援している無料アプリです
妊娠中の「妊婦検診」や出産後の「健康診査」「予防接種の記録」など、母子健康手帳の記録をデジタル化してクラウドに保管します
そのほか、このアプリと住んでいる自治体が提携していれば、子どもの成長に合わせてその時必要な情報が自治体や病院などから定期的に届きます
母子手帳アプリ 母子モ
おうちから避難するときのために避難バッグを準備しましょう
避難所に赤ちゃん用のミルクはない!?
全国保健所管理栄養士会の調査結果によると、
「(固定)備蓄」の種類を地域防災計画に記載している35都道府県の中で、主食は100%なのに対し、粉ミルクは43%だった。またいわゆる災害弱者である「避難行動要支援者の備蓄」を記載している都道府県のうち、粉ミルクは41%となっている。
つまり6割近い自治体で災害時に赤ちゃんに必要なミルクを備蓄していないということです
【参考】平成30年度地域保健総合推進事業『大規模災害における栄養・食生活支援活動の連携体制と人材育成に関する研究』http://www.jpha.or.jp/sub/pdf/menu04_2_h30_02_13.pdf
したがって乳児がいる家庭では、被災時には赤ちゃんの食事は自分たちで準備をしなければなりません
避難時は赤ちゃんを抱っこして逃げるのが基本
避難所では、ベビーカーを使えないところも多いため、非常時の避難は赤ちゃんを抱っこして逃げるのが基本です
そのため、避難バッグも赤ちゃんを抱っこしても持てる重さかどうか確認しましょう
両手が空くようにバッグは肩掛けのタイプの方が便利です
避難バッグの中身 -赤ちゃんを抱っこして持てる重さに
避難バッグの中身は
- 命を守るために必要最低限のものを入れる
- 避難バッグに入れるグッズは全て事前に1度は使ってみてすべて使える状態にしておくこと
が基本となります
飲料水
ヒトは水があれば、1週間は生きていけます
身体を拭くことや食料品の調理など様々な用途で使えます
紙おむつ&おしりふき
お尻ふきは、身体を拭いたりする際にも使用できます
防臭袋
避難所で、使った代えたオムツを入れておくために使います
おむつがにおわない袋の方が周りに気を遣わず便利です
使い切りタイプの液体ミルク
乳児にはミルクは必須です
完全母乳であっても被災時にはストレスで母乳が出にくくなることもあります
そんな時でも、液体ミルクを準備しておけば、粉ミルクを使うよりも手間なくそのまま飲ませることができます
使い捨ての哺乳瓶
災害時には、哺乳瓶の消毒ができない可能性もあるので使い捨ての哺乳瓶を準備しておくと便利です
折り畳みができるタイプだと、避難バッグに入れてもかさばらないので便利です
「chu-bo!(チューボ)」は、ジャバラ式になっていて使用時に伸ばして使うコンパクト設計なので、軽量コンパクトで携帯に便利です
さらに向きを変えることで、ミルクの出る量を調節できるので、どの月齢の赤ちゃんでも使いやすいです
お出かけ用としても重宝します
ライト
災害時は、停電して電気が使えない場合もあります
夜間であってもおむつ替えやミルクなど明かりが必要な場面は多いので、ライト類は準備しておきましょう
ヘッドライトも良いのですが、個人的にはこちらの首にかけるタイプのライトは、明るすぎず手元の作業をするのに便利なのでおすすめです
マスク&消毒グッズ
いまや、マスクやアルコール消毒液は感染対策の常識になりました
避難所で感染しないためにも用意しておきましょう
ガーゼ
歯の汚れを落としたり、顔を拭いたりなど乳児のお世話になにかと使えます
おもちゃ
お気に入りのおもちゃがあることで、子どもの精神の安定にもつながります
生理用品
使い慣れた生理ナプキンや、生理用ショーツはあると便利です
サプリメント
避難所で出る炊き出しの食事だけだとビタミン類が不足しがちです
サプリメントなどで代用するようにしましょう
授乳ケープ、ミルクセット
母乳育児かミルク育児かによって必要なグッズを準備しましょう
おうちにも非常時の物資を備えておこう
災害が起こったとしても、運よく自宅には大きな被害がなくそのまま家で過ごす場合もあると思います
そんな場合であっても停電や断水などライフラインが止まる可能性はあります
消耗品、食料、飲料は被災後すぐには手に入らないケースもあるため、1週間分を目安に普段から多めに買い置きしておきましょう
ベビーグッズ
- おむつ&おしりふき
- 防臭袋
- 使い切りタイプの液体ミルク
- ベビーフード
- スプーンやコップ(水が使えないことも想定して使い捨てタイプを準備)
大人用のグッズ
- 簡易トイレ
- 生理用品
- 飲料水
- 紙皿、紙コップ、割りばし
- サプリメント
衛生グッズ
- マスク
- 消毒
- マウスウォッシュ、歯磨きシート
- 生理用品
ライフライングッズ
- 携帯ラジオ
- 懐中電灯や首掛けタイプのラジオ
- モバイルバッテリー
- 眼鏡、コンタクトレンズ(被災時はなかなか手に入りにくいので、予備を準備)
まとめー平時の時こそ災害に備えよう
災害が起こってからではパニックになってしまい、落ち着いた行動はできません
災害が起きる前に準備はしておきましょう
事前に準備しておくことは
- ハザードマップを手に入れる
- 母子健康手帳のデータをクラウドに入れておく
- 避難バッグを準備する
- おうちに飲料水など消耗品を備蓄しておく
となります
避難バッグに準備しておくものは
- 飲料水
- 紙おむつ&おしりふき
- 防臭袋
- 使い切りタイプの液体ミルク
- 使い捨ての哺乳瓶
- ライト
- マスク&消毒グッズ
- ガーゼ
- おもちゃ
- 生理用品
- 非常食、離乳食
- サプリメント
- 授乳ケープ、ミルクセット
などです
そして、避難所には行かずに自宅で過ごすことになったとしてもライフラインが止まることを想定して日頃から消耗品、食料品、飲用水は1週間を目安に多めに買いだめしておきましょう
災害時には赤ちゃんに必要なミルクなどの物資の支援は期待できないかもしれません
そんな状況でも家族を守れるように準備しておきましょう!
参考記事
新型コロナウイルスによって妊婦が影響についてまとめました
こちらも新型コロナウイルスによって両親学級や母親学級が中止になって不安になっている方のための参考記事です