赤ちゃん用体温計のススメ!乳幼児用の体温計の種類とおススメを紹介
体温は手軽に体調チェックができる指標の一つです
自分で体調の悪化を訴えることができない赤ちゃんはなおさら体温をチェックすることは大切なことでしょう
この記事では、
- 赤ちゃんの体温の測り方
- 赤ちゃんの体温はどこで測ればいいのか
- 赤ちゃん用の体温計の種類
- おススメの体温計
を紹介していきます
赤ちゃんの体温計って準備した方が良いの
どんな種類の体温計があるんだろう
どの体温計を買ったほうがいいんだろう
という疑問を持っている方は、ぜひ参考にしてください
何で検温をするの?
体調確認のバロメーターにもなる体温
新型コロナウイルスにかかっているかどうかの判断の一つになったこともあって平熱や発熱というものに注目が集まりました
37.5度以上出たらお医者さんのところに行こう
37度以上は発熱だ
という認識が広まっていますが、
まず人によって平熱というのは異なるため、37度を超えたら発熱とは限りません
個人差はありますが、一般的には子どもはやや高く、お年寄りはやや低めです
赤ちゃんもやはり体温が高いため、平熱が37.5度近くある子も珍しくありません
さらに赤ちゃんは、自分で体温を調節する機能がまだ十分に発達していないため、お風呂や外部の気温などで発熱しやすい傾向があります
こういったことから赤ちゃんの平熱を普段から把握する必要があります
赤ちゃんの体温の測り方
赤ちゃんの体温は、測る部位によって異なります
測る部位については、
- ワキの下で測る
- 耳で測る
- 首で測る
- 額で測る
場合に分かれると思います
それぞれメリット、デメリットを紹介していきます
ワキのしたで測る - 一番確実な方法
大人でもワキで測る人が多いようにわきは一番確実に測ることのできる部位でおススメです
- ワキのくぼみの中央に体温計の先端をあてます
- 体温計が上半身に対し30度くらいの角度になるようにしてわきをしっかり閉じます
- 赤ちゃんをひざにのせ、後ろからだきかかえるようにして測定すると、ワキをしっかり閉じることができます
- 赤ちゃんが眠っている場合も手で押さえてワキを閉じましょう
- そのまま動かさないようにします
実測式と予測式の違い
ワキ用の体温計には「実測式」と「予測式」というものがあります
この2つの大きな違いは、検温時間の違いになります
実測式
検温している部位の温度を測定する方式で、ワキであれば検温するのに10分以上かかります
予測式
実測式の欠点である「測定時間」を短縮して検温できる方式です
実測式で10分測って出る体温を予測して検温するため20秒ほどで検温することができます
「実測式」、「予測式」の区別は実際の体温計を見れば書いてありますし、一般的な予測式の体温計は、「ピピッ」となった後も引き続き測り続けることで実測式の体温を測ることができます
耳で測る - 素早く図ることができるが、安全性や測り方に注意が必要
耳の鼓膜付近で測る方式です
ササっと短時間で測ることができるので、使いやすいのが特徴です
デメリットとしては
- 耳から出ている赤外線を検知して体温を読み取る方式だが、正しい位置で測ることが難しい
- 他の体温計より比較的高額になるがち
というものがあります
首で測る - ワキで測れないときの裏技、いずれは他の方法で
赤ちゃんの時だからこそできる、検温の仕方で首で測る方法があります
- ワキで測るのを赤ちゃんが嫌がるとき
- 衣服をたくさん着ていて脱がすのが面倒な時
- 赤ちゃんが寝ていてあまり動かしたくないとき
といった場合に有効な裏技です
使用するものは、ワキ用の体温計です
測り方は、赤ちゃんの耳たぶとあごの中間くらいの位置の首のシワに、体温計を挟んで測ります
しかし、この測り方は乳幼児だからこそ有効な測り方
子どもが成長したらワキや他の部位で測るようにしましょう
額で測る - 短時間で計測でき、最も簡単。けど正確性に…?
おでこやこめかみで計測するタイプです
新型コロナウイルスの影響で非接触型の体温計が注目されたこともあり、街中の店でも今では普通にこのタイプの体温計を見かけるようになりました
最大の特徴は、なんといってもその手軽さ
最短で1秒ほどで測れるタイプのものもあり、相手が赤ちゃんであっても手軽に簡単に体温を測ることができます
反対にデメリットはその正確性です
非接触型であれば、赤ちゃんに機器が直接触れることはないため、赤ちゃんを起こす心配もありませんが、測定する機器と赤ちゃんの距離によって誤差が出てしまうため、正確に体温を測るためには何度も測りなおしたりすることが必要など、コツがいります
正確な体温を測るためのコツ
汗をしっかり拭いてから検温する
赤ちゃんは、熱がこもって汗をかきやすいためそのまま計測すると、体温を正確に測ることができません
検温するときは、その測る部位を乾いたタオルなどで拭いて汗を拭きとってから検温するようにしましょう
検温するタイミングを毎日同じ時間帯にする
一般的に人は、朝起きた時の体温が一番低く、夕方から夜にかけて体温が上がる傾向があります
さらに赤ちゃんは、体温の調節機能がまだ十分に発達していないため、授乳のあと、食べたり飲んだりしたあと、運動のあと、外出から戻ってきたあとは、体温が高くなっている可能性があります
また体温を測る場所が暑ければ体温は高めに、寒ければ体温は低めに測れてしまうのでできるだけ
- 同じ時間帯
- 同じ部位を(ワキならワキ、耳なら耳と統一する)
- 同じ環境で
計測することが重要です
計測を毎日継続することで、その赤ちゃんの平熱がわかるようになり、体調の変化が見えやすくなります
人気のおススメ体温計
体温計の選び方のコツとしては
- 体温計であること(最近温度計を「体温計」と称して売っている商品が多数あるため)
- ワキで測るタイプの場合には、予測式・実測式両方で測れること
- 計測結果が見やすいもの
- 赤ちゃんの身体への負担が少ないもの
を基準として選んでいます
ワキに挟むタイプ
ワキで挟むタイプで一番のおススメはこちら
- 計測部が柔らかいため、赤ちゃんへの負担が少ない
- 予測体温が15秒で測れることから電子体温計の中では最短で測れる商品の一つ
- 「ブザー音オフ」とバックライトで夜中の検温もしやすい
- 10回分のメモリ機能がついているため、平熱を把握するうえでも便利
家族全員で体温計を共有するならこちらがおススメです
水洗いができる防水タイプなので、家族で清潔に使えます
予測検温が平均20秒と測定時間が早いのも魅力です
耳で測るタイプ
耳で測るデメリットとして
鼓膜の位置がわかるづらく、正確な位置で測ることが難しい
というものがありますが、こちらの商品は
「ぴったりセンシング機能」
が搭載されており、プローブを耳に挿入して動かせば「ぴったりセンシング機能」が測定中の最も高い温度を記憶し、測定結果として表示するので、鼓膜の位置がわからなくても安心です
最短1秒で測定可能なので、ワキだとぐずりやすい赤ちゃんでも測定しやすいのが特徴です
つかいやすい手のひらサイズ
額で測るタイプ
毎日の検温を赤ちゃんに負担をかけずに済ませたい人にはこちらがおススメです
おでこに1秒タッチするだけなので、赤ちゃんが嫌がる間もなく検温できます
赤ちゃんの服を脱がせる手間がなく、寝ている赤ちゃんを起こす心配もありません
額や耳で測るタイプとワキで測るタイプを併用するのもおススメ
おでこや耳で測るタイプの体温計は、手早く測定できるものの測定の精度はやはりワキで測るタイプの体温計には劣ります
しかし、ワキで測ると赤ちゃんが嫌がって測れないという悩みを抱えている家庭も多いのも事実
なので、おでこや耳で測るタイプとワキで測るタイプを併用することもおススメです
高熱があるかどうかを確認したい場合…おでこや耳で測るタイプ
できるだけ正確に体温を確認したい場合…ワキで測るタイプ
さらに正確に体温を確認したい場合…ワキで測るタイプ(実測式)
と目的に合わせた体温計を使用することで、赤ちゃんや両親に負担を少なく日々の検温を行うことができると思います
まとめ - 赤ちゃんの体調を把握するためにも日々の検温をしよう!
体温は、体調の変化をチェックするうえで最も手軽に確認できる目印の一つです
平熱は人それぞれ異なるため、一概に何度以上が発熱ということはいえません
なので、普段からこまめに体温を測り、平熱を把握しておくことが大切になります
大切な赤ちゃんを守るためにも体温計を準備して、体調の管理を行っていきましょう
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