110番通報や119番通報ってどうやるの?
突然ですが、
110番通報や119番通報って実際にしたことありますか?
私はあります。酔っ払いが道端で倒れていたので(笑)
番号は知っていてもなかなかしたことない人も多いのが、110番通報や119番通報だと思います
いつも妊娠や出産に関するブログを書いている私ですが、今回このような話題を取り上げたきっかけはこのような記事を読んだからです
こういった通報をする人を擁護するつもりは一切ありません
警察の仕事は別のことにあると思いますし、外出自粛はあくまで「お願い」であって、警察が取り締まるような話ではないと思うからです
しかし、こういった報道で一番心配しているのが、
本当に警察を必要としている人が、いざというときに通報することをためらってしまうんじゃないかということです
不要な110番、119番通報をしないでください
と警察や消防が呼びかけるたびに必要としている人が躊躇して状況が悪化してしまうということは避けなければならないことだと思います
ということで今回は、110番(警察)通報について
実際に事件・事故に遭った時、どのように通報すればいいのか
について具体的に紹介していこうと思います
110番や119番通報っていつすればいいの?
110番通報
110番通報は
- 泥棒や詐欺の被害に遭ったなどのいわゆる事件被害に遭った場合
- 子供が変な人に声をかけられた、変な人につきまとわれている(ストーカーなど)
- 交通事故を起こした、交通事故を目撃した
などであり、あくまで緊急時の電話となります
そのため、1週間前に発生したことについて相談したいといった場合には最寄りの警察署や♯9110(警察相談ダイヤル)にかけてもらったほうがいいと思います
警察に対する相談は 警察相談専用電話 #9110へ | 暮らしに役立つ情報 | 政府広報オンライン
119番通報
119番通報は
- 火事
- 救急
のどちらかの場合に活用する番号であり、こちらも急を要する場合の番号のため、迷った際は♯7119(設置されていない地域もあり)や最寄りの病院や役所に電話されるのがいいと思います
救急安心センター事業(#7119)ってナニ? | 救急車の適正利用 | 総務省消防庁
そのほかの緊急通報
110番、119番通報についてはメジャーですが、
それ以外にも
118番…海上における緊急の事件や事故
・海難人身事故に遭遇した、または目撃した。
・ 油の排出等を発見した。
・ 不審船を発見した。
・ 密航・密輸事犯等の情報を得た。
・ 漂流・漂着木造船を発見した。
189番…児童虐待の相談ダイヤル
- 虐待かもと思った時などに、すぐに児童相談所に通告・相談ができる全国共通の電話番号です。
- 「児童相談所虐待対応ダイヤル「189」」にかけるとお近くの児童相談所につながります。
- 通告・相談は、匿名で行うこともでき、通告・相談をした人、その内容に関する秘密は 守られます。
などの緊急通報があります
110番通報したら何を言えばいいの?
・何がありましたか?(事件・事故)・いつですか?(時刻)・場所はどこですか?(今どこにいますか?)・犯人は?(犯人の特徴、車種、逃走方向など)・被害状況、事故の様子・あなたの氏名、住所、電話番号
基本的には、通報者は警察官から上記のようなことが聞かれます
順に解説します
何がありましたか?
事件や事故に遭った旨を説明します
具体的には
「泥棒に遭った」
「強盗犯人を見た」
「喧嘩をみた」
「『殺してやる』と言っているのが聞こえてきた」
などでしょうか
交通事故の場合には、相手や自分にケガがあるか、ケガがあるなら重症かかすり傷程度なのかということについても説明するとその後の対応が早く進みます
いつですか
事件や事故が発生した時間についてです
「たった今です」
「今から5分くらい前です」
「(喧嘩などの場合)現在も継続中です」
といった具合です
場所はどこですか、いまどこにいますか
事件や事故が遭った場所について説明します
ここの部分が一番難しいのではないでしょうか
なぜなら、自宅で被害に遭ったならば自宅の住所を言えばいいだけですが、外出先で被害に遭った場合、そこの正確な住所を把握していることはまずないと思うので、現場の所在地をその場にいない人に説明するのは非常に難しいのです
したがって具体的な番地がわからない場合には
目標となる銀行やコンビニの店名
電柱、信号機の管理番号及び自動販売機(清涼飲料水)の住所表示
といったことで場所を伝えます
地名や最寄りの駅だけでも伝えましょう。重大事件であれば通話中であっても直近にいる警察官を現場に向けているようです
犯人は?(犯人の特徴、車種、逃走方向など)
- 犯人の人相(太っている、眼鏡をかけている、帽子をかぶっている、マスクの有無など)
- 服装(長そで、半そで、短パン、血がついていた、など)
- 車種(車であれば、ナンバー、車種車名、車の色など)
- 逃走方向(西方に向かった、〇〇駅のほうに行った、まだ目の前にいる、など)
被害状況、事故の様子
- けが人の有無
- けが人の人数
- 盗まれた物
- 事故の状況(車が横転している、液体が漏れている)
・あなたの氏名、住所、電話番号
折り返し警察から電話がある場合もあるため、通報者の氏名・住所・電話番号の確認をされます
まとめ - 必要な時はためらわずに110番通報を活用しましょう
警視庁のホームページにこういった記載があります
110番は緊急通報です!
110番受理件数は年間にすると約178万件で18秒に1件の割合ですが、そのうちの約3割が問合せや相談・いたずらなどの緊急性のない110番となっています。
110番は、事件・事故等、緊急時に警察に通報するための緊急通報ダイヤルです。
たしかに、緊急性のない相談やいたずらで110番通報されることで本当に必要な通報に対処することができなくなってしまうことは避けるべきだと思います
ただ、そんな必要のない通報をする人は本当に一部の人です
緊急通報だから緊急時以外は通報するな、ということで多くの人が通報しなくてはいけないときにでも通報をためらってしまうことがあるんじゃないでしょうか
個人的には通報するか迷ったときは、110番や119番通報するべきだと思います
一般の人が警察を呼ばないといけないかも…と思ったときは警察が必要な時です
防げた被害を発生させないためにも真に緊急通報が必要な人に活用されることを願います